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テコム第95回プレテスト解説書(第3回)掲載分
第89回助産師国試予想問題の解答・解説
問題 1
ICMは3年毎に国際助産師連盟大会を開催している。
この大会には世界中の助産師が集い、その知識、アイディア、経験等を共有する場として、ICM活動の中心となっている。
ICMの活動目的は、世界中の母親・乳児及び家族へのケアを向上させることである。
2003年5月現在67ヶ国が加盟している。
1990年の第22回ICM3年毎大会は日本の神戸市で開催され、約6000人の参加者、整然とした組織や運営で成功した大会であったとされている。

正解 4

問題 2
1.市町村は母子保健に関する多くのサービスを受け持っている。妊娠届の受理、母子健康手帳の交付、妊産婦乳幼児(1歳6ヶ月児・3歳児)の健康診査、両(母)親学級、妊産婦訪問指導、新生児の訪問指導、そして出生届の受理、育児学級などの母子保健事業を一貫して行っている。
2.保健所(都道府県)の事業である。
3.平成9年より妊婦乳児の健康診査、3歳児健康診査の実施主体が市町村に移行した。
4.平成12年より市町村で開始している。

正解 2

問題 3
1.視床下部は放出ホルモン(RH)によって下垂体前葉の機能を調節している。
性周期の調節機序を簡単に図に表すと図のとおりである。


正解 1

問題 4
2.超音波ドップラー法では妊娠7週から胎児心拍を検出できるのはまれであり、臨床的には通常妊娠12週以降である。
3.BPD(児頭大横径)の計測のみで、胎児体重は正確に推定できるものではない。子宮底長の増加の経過やその値も重要な参考データとなりうるので不要ではない。
4.NSTでリアクティブと判定される基準の1つに、20分間に2回以上の一過性頻脈(胎動に伴なう)がある。

正解 1

問題 5
2.増大した子宮による圧迫と黄体ホルモンの影響による噴門の弛緩の為。
3.黄体ホルモン(プロゲステロン)の増加による静脈壁の弛緩と血流の停滞によりおこる。
4.下半身の静脈還流が増大した妊娠子宮によって圧迫される為。

正解 1

問題 6
1.肩甲横径(肩幅)は骨盤の最大径に一致する回旋をする。
3.児頭が第3回旋をするとき、肩甲横径は骨盤入口で横径に一致する。
4.第1胎向では右肩甲が先進して下降する。

正解 2

問題 7
白血球は分娩第2期から著しく増加し、胎盤娩出直後には15,000にも上昇するが、その後急速に減少し、産褥6日には平常に復する。

正解 4

問題 8
1〜1.5歳では2〜3の単語しかしゃべれない。
パパ、ママ、ブーブー、バイバイ、ワンワン等。

正解 4

問題 9
助産師の業務に関する広告の制限(医療法第71条)の範囲内であれば、受胎調節実地指導業務のみであっても広告してもよい。

正解 2

問題 10
1.自然閉経後10〜20年以内に約1/3又はそれ以上に認められ、患者の4/5は閉経後であることからエストロゲン分泌減少にもとづく蛋白同化能の低下によるものと考えられている。
2.好発年齢40〜50歳、閉経前後が多いが高年者、若年者にもみられる。
3.好発年齢は40歳代に最も多く、50歳代がこれにつぐ。
4.20歳代以降すべての年齢層に認められるが、そのピークは41〜45歳代である。

正解 1

問題 11
発熱したり悪露に臭気があったりの症状がないので産褥子宮内膜炎ではない。
産褥4日目の子宮復古状態は、子宮底高臍下3〜4横指、悪露は褐色悪露で凝血など混じない。本人が「疲れてしまった」と現実の状況把握の上での表現であることから、不定愁訴の主訴でもなく、頑張りすぎて自己を過小評価もしておらず、抑うつ状態でもない。
乳汁分泌は個人差もあるが、やや少な目である。

正解 1

問題 12
本対象の背景が不明であるが(第1子の年齢、家族の支援状況など)、産褥4日目で疲労し乳汁分泌も少な目で、血圧が150/86mmHgと高めである。
まず睡眠と休養が必要である。
病労気味の褥婦を励ますことは禁句である。分娩時に出血を600mlしており、血圧も150/86mmHgと上昇していることから、産褥5日目の退院は勧められない。
母乳はこれから分泌してくるので母乳哺育を中止せず、夜間は児を預かり、授乳時に母親の元に連れていくなど、睡眠と休養のとれる援助を考える。

正解 4

問題 13
1.乳児の1〜3ヶ月の体重増加量は25〜30g/日なので、体重増加量が少ない。

正解 1

問題 14
1.第2前方前頭位
3.第2後方前頭位
4.第2前方後頭位

正解 2

問題 15
2.Station+2で児頭の先進部が骨盤峡部に達していないことから、これらの状態は児頭圧迫による生理的なもので、胎児仮死の兆候ではない。
3.子宮口9cm開大では、陣痛周期が1分以内であることが過強陣痛の基準になるので、過強陣痛ではない。
4.小泉門が先進しているので、正常な胎勢回旋である。

正解 1

問題 16
a.前在肩甲が恥骨結合につかえ、肩甲娩出が困難になっている状態であることが考えられる。この状態でクリステレル胎児圧出法を行なうと、鎖骨・上腕骨折、神経麻痺を起こす可能性がある。
b.膣から手を挿入し肩が斜径に一致するように回旋させると共に、恥骨結合上を強く圧迫し、前在肩甲を恥骨結合の後方に押し込む。
c.股関節を強く外転、屈曲することにより、出口部を広げ、肩の回旋と娩出を助ける。
d.児頭を両手で強く牽引すると、頸が過伸展を起こし、頸部神経叢の損傷や脊椎管内に出血を来たすことがあるので行ってはならない。

正解3(b、c)


作成監修:法橋尚宏(神戸大学医学部保健学科<小児・家族看護学>助教授)

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