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テコム第96回プレテスト解説書(第3回)掲載分
第90回助産師国試予想問題の解答・解説
問題 1
×1.業務に従事する助産師は厚生労働省令で定める2年ごとの年の12月31日現在における氏名、住所その他厚生労働省令で定める事項を、当概年の翌年1月15日までにその就業地の都道府県知事に届け出なければならない。
×2.24時間以内に届け出なければならない。
×3.助産録のうち病院、診療所、または助産所に勤務する助産師が行った助産に関するものは、その病院、診療所、または助産所の管理者が保存する。

正解 4

問題 2
×2.避難階段は3階以上の場合に必要である。

正解 2

問題 3
×1.20歳前後から認められ、30〜40歳代に最も多い。
×2.発生部位は子宮体部筋層内が最も多く、次いで卵巣、ダグラス窩、腹膜、S状結腸、直腸、卵管などである。
×3.妊娠により子宮内膜症は軽快することが多い。

正解 4

問題 4
子宮の大きさは単胎の場合、おおよそ以下のように増大する。
・妊娠3週:鶏卵大
・妊娠7週:鵞卵大
・妊娠11週:手拳大
・妊娠15週:小児頭大
・妊娠19週:成人頭大

正解 2

問題 5
×1.疾患の診断は医師による。
○2.○4.超音波ドップラー法による胎児心音の確認や胎位の確認は、胎児の状態を診断するうえで大切である。
○3.カウプ指数により肥満の判断をするのは、母体の状態を診断するうえで必要である。

正解 1

問題 6
○1.体温は分娩前より0.1〜0.2℃の上昇であり0.5℃を超えない。
○2.白血球は著しく増加し、11,000〜15,000/μlとなる。
×3.収縮期血圧は、娩出期の発作時で20〜40mmHg上昇。150mmHgを超えない。
○4.尿蛋白は一過性に分娩中に出現することが多いが産褥期には速やかに消失する。

正解 3

問題 7
分娩様式と先進部、および第3回旋の支点については以下の通りである。
・後方後頭位――――小泉門――――前 頭
・前方前頭位――――大泉門――――眉 間
・前方額位―――――額――――――鼻根または上顎部
・前方顔位―――――頤――――――前頸部
・前方後頭位――――小泉門――――項 窩

正解 2

問題 8
〈新生児室で発生しやすい感染症の原因菌〉
■MRSA(メチシリンセフェム耐性黄色ブドウ球菌)
 症状:膿疱疹、骨髄炎、関節炎、敗血症
 感染経路:医療従事者の手指、医療器具、リネン類
■グラム陰性桿菌(緑膿菌)
 症状:敗血症、下痢
 感染経路:沐浴槽、手洗いブラシ、流し
■真菌(カンジダ)
 症状:鵞口瘡、皮膚カンジダ症
 感染経路:母親の腟カンジダ症、医療従事者の手指、哺乳びん、乳首

×d.GBSは母子感染であり、新生児室での感染とは考えにくい。

正解 3

問題 9
×1.相談者のプライバシー保護などのため、電話相談では相談者の電話番号や氏名は確認しないことが原則である。
×2.1回の電話だけで解決しようとせずに、必要に応じて面接や訪問指導、他の相談機関の利用などに結びつける提案をしていくことが解決につながることもある。
×3.相談を受ける側の立場と役割が認められ、信頼関係ができていることを前提としている場合、継続指導の一環として、相手に電話をかけて行う指導もある。
○4.すべての人がすぐに本題に入って相談してくるわけではなく、はじめに言葉で表現される事柄とは別に、問題がある場合もある。

正解 4

問題 10
リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、子どもを産むか否か、あるいは産むとしたらいつどのように産むかを選択する、からだの自己決定権であり、女性の生涯にわたる健康に関する権利である。それに対して、母子保健法は、母性と乳幼児の健康保持増進に寄与し、産む性と子どもの権利を守る法律といえる。

正解 2

問題 11
×a.子宮口2cm開大、陣痛周期8分30秒は、微弱とは判断できない。
○b.40週4日の初産婦で不眠の状態にある。母体の疲労に伴う分娩遷延が予測される。
○c.下記の表参照。

×d.Station−3の位置で、矢状縫合は横径に一致している。回旋は、いまだ行われておらず、回旋異常とは判断できない。

正解 3

問題 12
×1.切迫子宮破裂の症状は次のとおりである。[1]分娩が進まない、[2]過強陣痛からけいれん陣痛となる、[3]収縮輪の上昇、[4]子宮の圧痛、[5]産婦は持続的に疼痛を訴え、発熱や不安状態となる。
×2.加速期から極期にある。
×3.回旋異常はない。

正解 4

問題 13
×a.回旋異常などを認めず、30分ごとの内診は不要である。
×d.努責の練習は、母体に疲労をきたし、児にとっては圧迫となり低酸素状態を生じる。

正解 3

問題 14
×1.子宮の復古は、産褥3日で、臍下3〜4横指が正常なので、この対象の場合、子宮硬度はやや軟であるが、臍下3横指であり、子宮復古が遅れているとはいえない。
○4.左乳頭部に発赤があり乳房緊満が強く乳頭の長さが0.7cmでやや短く、授乳時に乳頭が痛いなどの訴えから、乳頭亀裂が生ずる可能性は高い。

正解 4

問題 15
×1.乳房緊満が強いため、乳腺体へのマッサージは適切でない。

正解 1

問題 16
×a.体重は生後3〜4日目ころに最も減少し、生下時体重の約10%減となる。生後7〜10日目くらいには生下時体重に戻り、それ以降は増加の一途を辿る。従って、生後3週ころでは遅い。
○c.殿部に軽度の発赤があるので、排便時に殿部の部分浴を行うことは適切である。
×d.授乳は自律授乳を勧め、あまり時間にこだわりすぎない。

正解 3

問題 17
助産所で行う健康診査としては、外診、浮腫の有無、胎児心音、腹囲、子宮底長、骨盤外計測、体重、身長、尿検査、血圧測定、乳房チェックなどがある。分娩監視装置及び超音波診断装置等の医療器械は嘱託医の指示をあおぎ診察の参考とする。以上は法的にみた助産業務であるが、現在一般社会の医療に対する認識の高度化やニーズの多様化などによって助産業務も拡大多様化している。助産業務に当然附随する行為の範囲や種類についての解釈も変わりつつある。
×1.助産所では公費負担による受診票は使用できないため、妊娠中の前期、後期に行う妊婦健康診査は嘱託医に依頼する。

正解 1

問題 18
開業助産師にとって緊急時の医療対策は最も重要である。医療を受ける時期が手遅れとならないよう適切に判断しなければならない。この場合、緊急事態の発生を嘱託医に連絡し、移送する病院が決定したらすぐに救急車の要請をSさんに指示することが重要である。Sさんには不安を抱かせないように配慮し、入院に必要なもの(健康保険証、母子健康手帳、印鑑等)を準備して救急車の到着を待つように指示する。助産師は病院への連絡文書を作成し、移送先の病院に直行し説明する。

正解 2

問題 19
M助産院での妊娠経過および保健指導を十分ふまえたうえで今回の保健指導を実施することが望ましい。従って、病院側の助産師との保健指導の内容・方法を打ち合わせて実施するのが望ましい。このためにはケースカンファレンスにも参加し、情報交換や意見交換する必要がある。分娩場所も本人の意思を尊重しながら今後の治療や妊娠経過により決定していくため、変更する可能性はある。

正解 1


作成監修:法橋尚宏(神戸大学医学部保健学科<小児・家族看護学>助教授)

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